【気づく力】

今年初の小学部公式戦。

新しくできたアカスポJT(ジョイント)チームにコーチ(アスリート総監督)として帯同しました。

監督含め、選手も初めての公式戦。

結果は厳しいものとなりましたが、今までにない緊張や雰囲気を感じる事ができたのではないでしょうか。

紅白戦や今回の試合を見させてもらって感じたのは、1人ひとりの技術面は同じAチームの選手達とほとんど変わりません

足りないのは、今回の試合で少しは得る事ができた経験。

そして今後身につけて欲しい

『気づく力』

色々な目配り、気配りができる選手になって欲しい。

そしてその気付き、感じた事を口に出して伝える事ができるか。

今回の試合のベンチ。

写真のような状態で、何も感じていないのは話になりませんが、本当に全員がそうだったのでしょうか?

「ちょっとおかしいな」

「こうした方が良くないかな?」

と思った選手もいたはず。

普段の所属チームではできているのでは?

ではなぜ、今回できなかったのか?

普段から自分からやろうとしていますか?

皆んながやっているから。

キャプテンや監督が言うから。等々。

実は野球以外でもそうですよ。

勉強や家の手伝いもお父さんやお母さんに言われてからやってないですか?

それでは、なかなかできないです。

なぜ道具をキレイに並べるのか?

「野球とは関係ない」

と思う選手もいるかもしれないです。

けれども相手チームのベンチはどうでしたか?

私が普段、指導している中学部の選手達には、野球の神様はいると話しています。

もし自分が野球の神様なら

道具をキレイに並べて試合に挑んでいるチーム。

そうでないチーム。

どちらにチャンスを与えますか?

答えを書くまでもないですよね。

今回は道具について書きましたが、挨拶や感謝など全てに言える事です。

先日、お亡くなりなられた野村克也さんの言葉で

『人間的進歩なくして技術的進歩なし』

という言葉があります。

技術的にも1人1人の成長は感じますが、もう1ランク上へ。

Aチームで試合に出るには。

レギュラーになるには。

野球の神様だけでなく、各チームの監督もそういう所を見ているよ。

今回得た経験は、1人ひとりの財産になるはずです。

初めてキャプテンという役割を担った選手は、普段チームのキャプテンの大変さが分かったよね。

大会に先発登板するという投手は、もの凄い緊張感があると分かったはず。

他の選手も「何か」を得たはず。

それを自分の経験値にし次に繋げて欲しいと思います。

今後も今回のJTチームメンバーの更なる成長を楽しみに応援,サポートしていきます。

最後になりましたが、温かい応援をして頂きました保護者の皆様。

ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。

アカスポアスリート小学部 総監督 稲内基

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