【アスリートC(U10)】
11/16 (土)
練習試合
朱雀公園グラウンド
結果
第一試合 9-8 サヨナラ勝ち
第二試合 5-5 引き分け
久しぶりの対外試合でしたが,全員野球で競り勝つことができました。
今回の二試合を通して,Cチームが更に成長することが出来る経験がありました。
それは,野球はやはり【チームスポーツ】であるということです。
第一試合は9-8でサヨナラ勝ちでした。
後攻めであった私たちは,4点リードで最終回に入りました。
しかし,あとアウト3つがなかなか取れない。
投手はしっかり打ち取れていましたが,野手のミスが続きました。
やはり,そのような時は同じ選手に再び打球が飛ぶものです。更に,同じミスが続き,5失点一気に逆転されてしまいました。
最後の攻撃の回,監督は少しも諦めていませんでした。
なぜなら,この選手たちなら1点差なら逆転できると信じていたからです。
逆転され,守備から戻ってきた選手たちを見て私は,驚きました。
選手たちは,ミスをした選手のもとにかけより皆で励ましていました。
そして,「一点差大丈夫,大丈夫。」と逆転された過去ではなく,攻撃に向けて前を向いていました。
私は,逆転されどのような顔で戻ってくるのか考えていました。
これまでの練習試合では,暗い顔で下を向いてしまっていたので。
私たちCチームには,決まり事があります。
それは,ミスが出た時,
ミスをした選手は,「ごめん!」
周りの選手は,「大丈夫!」
このコミュニケーションを必ずすることです。
これは何度も,何度も言ってきました。
ミスをすれば当然一人で抱え込んでしまう,しかし周りとこのようなコミュニケーションをとれば,
絶対に仲間が許してくれます。
私は,仲間のミスを寛大な心で許せる選手になってほしいと,指導してきました。
今のCチームは皆そんな選手です。
これが今回の試合で出来ていたことに,選手たちの成長をかんじられました。
第二試合は,5-5で引き分け。
この試合先発した投手は,いつもは制球力が良い投手ですが,この試合ではなかなか思ったような投球が出来ませんでした。
5点のリードから,同点とされましたが,継投した投手が何とか踏ん張りサヨナラ負けを防ぎました。
試合後,私は先発した選手と話をしました。
悔しくて悔しくて仕方なく,熱いものが目に浮かんでいました。
この時,私は
「監督は,本当に信頼して君をマウンドに送っているし、周りは支えてくれる選手しかいない,皆がカバーしてくれる。継投した選手だってビシッと抑えたし,野手だってしっかり守ってくれる。今まで君がチームに貢献してきた事を仲間は忘れないし,これくらいのこと絶対に許してくれるから。もっと仲間を信頼し,自信をもってプレーしよう。」
と伝えました。本当に悔しがっている姿を見て,私も熱くなってしまいました。
誰にでもミスをする時がある,
誰にでも不調な時がある。
そんなことは当たり前です。
だからこそ野球はチームスポーツなのです。
仲間を許し,仲間を信じられる。
そんな野球力ではなく,人間力を持った選手に成長していけるようにこれからも頑張っていきましょう。
最後に,保護者の皆様、今回もあたたかいご声援、有難うございました。
『One for all, All for one.』
(一人は皆の為に,皆は一人の為に)
アカスポ アスリートCチーム監督
後藤 雅宗