2018年12月16日(日) さつきグランド
スポーツ・デポ杯 2回戦 vs田辺アルファ
初戦突破から約1ヶ月。待ちに待った2回戦がやってきました。
相手は田辺アルファさん。
昔からある歴史のあるチームです。アカスポは正捕手が受験でチームを離れ、チームリーダーでもある6年生が怪我…
その他の6年生数名も参加できない中での試合となりました。
厳しい戦いになることは想定していましたが、その中で今までレギュラーであまり試合に出れなかった6年生の奮起を期待しました。
試合は初回にキャプテンのヒットからチャンスを作り、ランナーを進め、二死二・三塁から5番バッターが粘り強く食らいつき、サードゴロ全力ダッシュから相手のミスを誘い2点を先制。
これはラッキーで取った点ではなく、常にチームの約束として徹底してきた打ったらダッシュ。それを怠ることなく実践してきたチームで取った点だと思います。
守備では5年生エース左腕がランナーを許しながらも自分の武器を駆使して粘り強く投げましたが、味方のエラーが重なり、ランナーをためて、手痛い満塁弾を浴びてしまいました。
その後はチーム投手陣全員登板で粘り強く守りました。特にこの舞台で力を発揮してくれたのはアンダースロー5年生投手。
5年生は投手陣が多く、その中でなかなか結果が出せず、登板機会もあまり与えてあげられていないという選手でしたが、ここにきて最高のピッチングをしてくれました。この1年の悔しさを来年にぶつけて欲しいと思います。
試合結果は2-8で敗戦となってしまいました。
この結果でTチームとしてこのメンバーで戦う最後の試合となりました。
最後はミスをしてしまったり打たれたり、悔しさが残る選手もいると思いますが、この1年間、選手達には
「エラーをしたくてエラーする選手はいない」
「打たれたくて打たれる投手もいない」
ミスをしてしまった後の立ち振る舞い、態度が大事と話してきました。今回の試合でもミスがたくさん出ましたが、誰1人下を向くことなく戦いぬいてくれた事に成長を感じました。
新チームが始まった時、昨年のチームに比べると、絶対的なエースもいなければ4番バッターもいない。
そんな中、スタートしたチームでしたが、本当にキャプテンを中心にチーム全員で苦しみながらも成長していってくれたと思います。
私自身も指導者として彼らから学ばしてもらうことがたくさんありました。
この1年間の公式戦結果は1勝6敗。と厳しい結果となりましたが、春の敗戦と今回の敗戦は内容が全く違います。
最後までアカスポ野球を実践し、アカスポ・アスリートの歴史の1ページを作ってくれたと思います。
4、5年生はこの1年間、Tチームで経験した事を来年は同級生に還元して欲しいと思います。
この1年間、上の学年で試合をして、色々な喜びや悔しさを経験し6年生の姿を近くで見てこれたのは君達だけです。
6年生の思いを背負い。更に上へと挑戦していって欲しいと思います。
来年は監督という立場は離れますが、君達の頑張りを見ています。
6年生にとっては残念な最後になってしまいましたが、これで終わりではありません。
あくまでアカスポでの野球は君達がこれから何十年も生きていく中での過程でしかありません。
次のステージに向けて新たにスタートを切って欲しいと思います。
最後になりましたが、この1年間最後まで温かい応援をして下さいました保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
選手達は最後まで全力で戦ってくれました。褒めてあげて下さい。
6年生につきましては、引退試合も予定しています。
卒部する3月まで引き続き責任を持ってご指導させていただきます。最後までよろしくお願いします。
本当にありがとうございました。
アカスポ アスリートTチーム 監督 稲内 基