【レゾンデートル】

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9月22日の活動は、通常練習とアカスポCチームとの育成試合を行いました。

9月下旬は各校の運動会シーズンとなります。一般的な少年野球チームは、学校単位のチームが多いため我々のような広域から選手が集まるチームにとっては、練習も四苦八苦です。

練習は、限られた時間ですが充実したものになりました。

さて試合ですが、結果としては勝ちました。この事は本当に良かったと思います。

レギュラー選手数名を欠くなかで、普段は試合に出るチャンスの少ない選手たちが活躍してくれました。

投手陣は、ストライク先行の投球が出来ています。また、マウンドでの表情を見ていると戦う準備が出来てきているなと感じます。

野手陣は、サブポジションも含め色々と試すことが出来ました。特にキャプテン・5年生捕手には色々と守ってもらいましたが問題は無さそうです。各打者、バットも振れています。大会へ向けて好材料です。

その中でも、試合中に私が疑問を抱いた走塁のプレーについて数名の選手と話をしました。私が疑問を抱いていることを伝えると、選手たちはそれぞれの言葉でプレーについて答えてくれました。明らかに間違っていることは「間違っている」と伝えますが、考えて行ったプレーなら認めました。少年野球で型に嵌め込みすぎると良くないと感じたからです。これからも選手たちと対話を大切にしていきたいと思います。

他にも、この試合は選手たちにあることを伝えて挑みました。

「この試合は点差をつけることが出来たら全員試合に出す。スタメンは全員出させるために点を沢山入れる、ベンチメンバーは自分が出るためにスタメンを支えて試合をスムーズに」というミッションです。

選手たちは、それぞれ考えて行動してくれました。言葉にはしていませんが、選手たちには「レゾンデートル」について考えて欲しかったのです。

最近、注目度が増している大学サッカー界よく聞く言葉です。意味は、「存在理由や意義」といった感じです。主語は「自分が求める」です。

アカスポというチームの中で、自分がどのように存在していくのか。レギュラーは試合に出るだけで満足か?ベンチの選手は、ただベンチに居るだけで満足か?

今一度、自分に問い答えを求めて欲しい。
その考えた末に「戦う準備」をしていこう。
それが出来るメンバーを選考しています。まだまだ、一緒に強くなろう。

最後になりますが、いつもいつも温かく見守ってくださる保護者の皆様には感謝しております。
今後とも宜しくお願い致します。

アカスポ・アスリートB監督 具志堅倫護

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