【勝ちの価値】

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9月15日 VS 朱雀少年野球クラブ 14-5(2時間制限6回表まで)

この日の試合は、過去二度の雨天延期により、試合ができていなかった朱雀少年野球クラブとの試合でした。

アスリートCチームにとっては、約二か月ぶりの対外試合となりました。

まずは、試合に入る前のことから。連日の雨により、グラウンドコンディションは悪く、水溜まりができているところがちらほらありました。

ですが、グラウンドに早く着いたアスリートT・Bの選手が率先して水取りをしてくれました。Cチームの選手にとっては初めての水取りになりましたが、彼らにも率先してグラウンドの水を取りに行ったり、水取りの方法を教えたり、指示を出したりするT・Bの選手の姿を見習ってほしいものです。

次に試合について。この試合では、前回から大切にしている①イニングの先頭打者、②選手のコミュニケーション、そして今回は③「プレー」以外の部分の三つに重きを置きました。

③の「プレー」以外の部分というのは、野球の直接的な動きとなる、投げる・捕る・打つなどではなく、例えば、ベースコーチやボールボーイ、バット引きといったある種サポート的な役割ではあるが必要不可欠なもの。

加えて、あいさつや全力疾走といったアスリートの選手として当然にできなければならない行動を指しています。

ここに焦点化したのは、4名の新戦力が加わり、改めてアスリートの選手としての基本を見直したいという意図があってのことです。そして、試合を進めていくうえで何が足りていないのかや、自分の役割を判断して行動してほしいという思いがあってのことです。

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試合は、初回に3点を先制されますが、この時の出塁のされ方は選手にとって勉強になったと思います。

先頭打者は抑えましたが、二人目の打者にサードゴロの内野安打を許しました。グラウンド状況的に、打球の球足は速くならない→前の打球の意識を持っていないといけない(打者に応じて少し前目に守る)ということを知ることができたのではと思います。

1死一塁で迎えた三人目の打者の打球はショートにゴロが行きました。定石を踏むならば、6-4-3のダブルプレーですが、Cチームでは併殺を狙わずに、このケースでは一塁に送球するよう指導しているのですが、この選手は一塁走者をちらっと見てから、一塁に送球した結果、悪送球になってしまいました。

本人に聞くと「迷った」とのことだったのですが、例えば、他の内野手の選手と事前に連携をとっていて、ボールファーストの意識を持っていればこのミスは防げたと思います。

この試合で光ったのは投手陣です。4人の投手になげてもらいましたが、四球は全体で3つだけでした。四死球は投手のエラーと言われることもありますが、今回は四球からの失点もなかったので良かったです。

そして、初登板となった3年生投手には打者二人に投げてもらいました。課題も出ましたが、ストライク中心にうまくまとめてくれました。野手からは投手を支えるという雰囲気が感じられましたが、ベンチからももっと支えられると良かったと感じました。

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試合後のミーティングは、いつもよりも長い時間をかけて行いました。自分で振り返る→ペアで話し合う→全体で話し合う の流れを大切にして、全選手が試合を振り返り、話すことができる場を設けました。

試合の良かった点、改善点、今後の課題について話し合ってもらいましたが、ここでは課題だけを挙げますが、ずばり「打撃」です。ここを選手たちも課題に感じていており、この14点の取り方にも目を向けていたということで安心しました。毎回得点や全員出場は良かったですが、試合を通して内野の間を抜く安打は二本しかありませんでした。

四球や内野安打、エラーなどでの出塁が主だったのですが、四球をあまり出さず。内野安打を許さない、エラーもあまりしないチームだったらどうでしょう。14点を打ちまくって得点する力があると勘違いしてはいけません。

先週のBチームとのゲームでは1-20で敗れたということもあります。決して今回の勝ちを鼻にかけることなく、でも自信にしながら、次の目標にむけて励んでまいります。

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最後になりますが、試合をしてくださった朱雀少年野球クラブの皆様、グラウンド整備、塁審等サポートや温かい応援をしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。

これから日没が早くなっていきますが、より効率的な練習ができるように心がけていきます。今後ともよろしくお願いいたします。

アスリートCチーム監督 岡崎智郎

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