「初勝利の味」

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7月28日 VS TKドラゴンズ 15-2

アスリートCチームでは、試合中止などもあり、前回の大敗したとき以来の試合となりました。結果は15対2(1時間制3回表で終了)で、チーム結成から初勝利を挙げることができました。

この試合、前回の試合の反省から口を酸っぱくして言っている、「先頭打者」にかなりの重きを置きました。その意識共有をコーチ陣と選手、また選手間同士でも図ることができ、試合の中で発揮できたというのが最も良かったことです。

具体的には、攻撃の時には先頭打者が「出塁」する。逆に、守備の時には先頭打者を「抑える」。これが徹底できることで大量得点が見込め、大量失点が免れます。

選手たちにいつも話していますが、ひとつのプレーに全選手が直接的に関わることができるわけではありません。ノーアウトのイニングスタート時の攻撃の際に打席に立てるのは一イニングに一人で、守備の際に打球を処理してワンナウト目をとれるのも一イニングに一人(場合によっては複数人)です。

だからこそ、全員がそのための準備をしておく必要があります。今回の試合では、すべてのイニングの初めに「先頭バッター、塁に出よう」とか「先頭バッター、抑えよう」と確認する声がありました。その結果、守備の面では先頭打者を二度とも抑えてリズムに乗ることができました。

攻撃は、三度の機会で一度のみの先頭出塁でしたが、塁に出ようとなんとかする姿勢は十分に表れていたと思います。

これから練習が必要なことは、外野と内野の連携にあると感じています。ここ最近は基礎練習、特に捕球することに焦点化して練習しています。その成果として、送球ミスはあったものの、内野ゴロをさばいたり、必死に捕りに行こうと打球に飛びついたりといったプレーがありました。

しかし、外野に打球が飛んだ時やカットプレーの時に内野に正しく返球できずに余計な進塁を許し、失点につながるということがありました。中継プレーの練習やゲームノック、実戦練習の中で補っていこうと考えています。

もう一つは、走塁練習です。この試合の中でもスライディングをしなかったせいで交錯しそうになったり、余裕があるのにオーバーランが小さかったりした場面がありました。中には、好走塁も一部ありましたが、チーム全体での練習が必要と感じます。

試合全体を振り返って、相手のバッテリーエラーや四球による得点で初回に6点を先制しました。これはこれで良いのですが、次の回に生まれた二本のタイムリーヒットで得点を重ねることができたというのはさらに良かったです。

最終回の守りは、時間の関係でなくなってしまったため、試したかったことができなかったので、次回以降に持ち越しとなりました。

冒頭にも述べさせていただきましたが、アスリートCチームにとってこれがようやくの初勝利になりました。ほとんどの選手にとって、対外試合での「野球人生初勝利」になったのではないかなと思います。

ひとつ勝てたというのは本当に大きいです。ですが、今回の勝利はまだ「本当の勝ち」ではないと思っています。接戦を制したり、緊迫した雰囲気の中で、「勝ち切る」というものではなかったからです。

ここからの練習や試合での言動から、Cチームの真価が問われると考えています。「本当の勝ち」に向けて、合宿や毎週の練習に励んでいきます。

最後になりましたが、猛暑の中、試合をしてくださったTKドラゴンズさん、本当にありがとうございました。また、選手たちへの熱い応援やサポートをしてくださる保護者の皆様、いつも本当にありがとうございます。高校野球のシーズン真っただ中ですが、いつの日かアカスポから全国に名を轟かせる選手を輩出できたらなと思います。今後とも、よろしくお願いします。

アスリートCチーム 監督 岡崎 智郎

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