~微力であるが無力ではない~

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3月11日、東日本大震災から7年。
特別な日に伸び伸びとグランドで精一杯プレー出来ることを嬉しく思います。

2018年3月11日(日) 三栖グランド
天下一品杯・1回戦 VS 桂東体振ライオンズ
11ー6(時間切れ・勝ち)

大事な大事な大会の初戦を勝利で終えることが出来ました。
アカスポ・アスリートBチーム発足後、初めての大きな大会に選手も緊張していたようですが、監督である私自身もかなり緊張していました。いつもの野球ノートと過去の練習試合のスコアブックとにらめっこをしていたら、日付は変わり空は明るくなろうとしていました。

自分が選手だった頃には考えられないくらいの緊張感でした。現在、日本の少年野球はほとんどのチームが大会、大会の連続で選手自身が自分の出場している大会を大きく理解すること無く過ごしている気がします。それが悪いとは言いませんが、アカスポの場合はこの天下一品杯を最大の目標にしています。そのため、何としても勝ちたかったのです。

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さて、試合を振り返っていこうと思います。

まず、良かったところは投手を中心とした守備だと考えます。先発投手は悔しがっていましたが、大会の初戦の難しいマウンドをよく踏ん張ったと思います。勝ったので次戦があります。そこでのピッチングに期待しています。

2番手投手は、当初は登板予定はありませんでしたが良いリリーフでした。抑えの3番手投手は、抜群の安定感でした。他にも、試合開始まで緊張でガチガチだった捕手も盗塁を刺したり、ピンチの場面でのブロッキングなど成長しています。打撃陣はキャプテンとセンターに良い当たりのヒットも出ました。

チーム「全員」が振れている印象です。口酸っぱく話している「平日の過ごし方が結果に繋がる」を体現しています。

次に課題点を少しだけ。
ヒットを打ったとき、フライを上げたときの走塁です。オーバーランが適当になっている気がします。「常に相手にプレッシャー」を掛けるためにも、オーバーランをしっかりすることで試合終盤の攻撃に繋がるのです。走塁やカバーリングは、目に見えにくいですが重要です。微力ではあるが無力ではないのです。

この「微力であるが無力ではない」ことを積み重ね勝利していきます。

本当に、この試合は選手たちがよく頑張りました。
前日の練習では、新6年生や新中1年生を相手にシート打撃にゲームノック。ボロボロにやられましたが、アリさん軍団Bチームに本気でぶつかってきてくれ、アドバイスをくれ本当にありがたかったです。Bチームの選手だけの勝利ではありません。本当に、試合には出場しないのに本気のプレーを見せてくれる選手たちには感謝です。これも、微力であるが無力ではないことでしょう。

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最後になりましたが、試合の応援に来てくれた新中1年生の選手・Tチームの主将・副主将、いつも温かい声援をくださる保護者の皆様ありがとうございます。

次戦は、ドキドキよりワクワクする試合をしたいと思います。応援宜しくお願い致します。
また、桂東体振ライオンズの皆様ありがとうございました。紙一重の試合、ドキドキの連続で大変勉強させていただきました。今後も機会がありましたら宜しくお願い致します。

勝つことに真剣に。
挑戦者として。
次戦も、応援宜しくお願い致します。

アカスポ・アスリートB監督 具志堅 倫護

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