~有終の美~

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2017年12月2日(土) きぬかけ杯 inわかさスタジアム

アカスポTチームは、1年間の集大成の「きぬかけ杯」に出場しました。きぬかけ杯は、昨年の夏に初めて招待して頂き、夏・冬共に2位。今年の夏も2位となかなか優勝に手が届きませんでした。

昨年からチームの主軸だった6年生は新チームのスタートから「きぬかけ杯優勝」を目標にして頑張ってきました。

図12

さて試合ですが抽選の結果、準決勝はTKドラゴンズさんとに決まりました。

初回の攻撃で先頭バッターが出塁するも盗塁でアウト。続く2番も出塁するも牽制アウト。最悪の流れになってしまいウラの守備でピンチを迎え満塁のピンチを迎えましたがエースが踏ん張りなんとか最少1失点で踏ん張りました。

その後、相手の四球や相手のミスからチャンスを掴み安打、好走塁で得点を重ね8-1で勝利。見事決勝進出を決めました。

この試合のMVPは先発した6年生の左のエース。安定したピッチングで良い流れを呼びこんでくれました。

図13

さて決勝戦

相手は上鳥羽友愛ジュニアさん

先発マウンドを予定していた右のエースが昼から参加の予定でしたが…想定していたよりも試合開始時間が早く、まさかの間に合わない状況に…

色々と悩んだ結果、1試合目セカンドで出場していた5年生を先発投手に指名。

初回相手のミスもあり1点を先制。しかし裏の守備やはり決勝ということで緊張もあり四球や味方のミスもあり初回に5失点…

先発した5年生は悔しい思いをしたと思いますが、今回の悔しさを忘れずに今後頑張ってくれることを期待しています。監督として、彼を先発に選んだ事は間違ってはいないと確信しています。

5点を追いかける展開になりましたが、攻撃でヒットや盗塁で攻めて逆転に成功。しかし6ー5となってから試合開始前に到着した右のエースを登板させました。

大会前の練習試合ではコントロールが安定せずに不安定なピッチングが続いていましたが、彼の中で最高のピッチングをしてくれました。

しかし次の1点がなかなか取れずにイニングが進みました。

次の1点がどちらに入るかでこの試合が決まると考え、最終回の攻撃で勝負に出ました。

図14

一死から6年生を代打に送りました。なんとか粘りに粘り四球を勝ちとり、チームで一番足の速い彼に二盗、三盗のサインを連続で出し見事成功。バッターが三振して二死三塁となりタイムリーが飛び出して、なんとか欲しかった次の1点をとることができました。

代打でチャンスを作ってくれた彼は、練習試合から常にバット引きやボールボーイを自らかって出る選手。練習終了後も、他の選手が帰る中、忘れ物がないか最後まで確認してくれる裏方に徹してチームを支えてくれました。そんな彼がこのような結果を出してくれたこととても嬉しく思います。

大きな1点をとることができ最終回もエースが抑えて優勝。終わってみればエースは無四球パーフェクトピッチング。大会MVPに選ばれました。

図16

アカスポ史上初めて優勝を勝ち取ってくれた選手達の中には、涙を流す選手もいました。特にキャプテンの涙には私も感動しました。

彼には厳しい事も言ってきました。苦しい時や辛い時もあったと思いますが何とかチームをまとめ上げてくれました。

本当に彼をキャプテンに選んで良かった…何一つ間違いじゃなかったと心から思います。

図15

また、今回優勝できたのは試合に出場した選手の力だけではありません。

常にベンチから声をかけてくれた控え選手。特にあまり試合に出してあげられなかった6年生の声かけはチームを救ってくれました。

他にも試合前の準備やノックを手伝うことに徹してくれた4年生のH君、5年生のI君彼らの存在には本当に感謝します。

7図1

最後に寒い中、熱く応援してくださった保護者の皆様。アカスポに関わる全ての人の思いの強さで勝ち取った優勝だと思います。本当にありがとうございました。

さて6年生は基本的に3月までは練習には参加しますが、公式戦は今大会で最最後となります。新年1月からは、5年生中心の新チームがはじまっていきます。

来年は今回6年生が残してくれたもの忘れずに更にレベルアップして天下一品杯、きぬかけ杯連覇にむけて再出発します。

今年度は最高の結果で終わることができました。関わってくれた全ての人に感謝します。本当にありがとうございました。初優勝を勝ち取ってくれた18人の選手は私の誇りです。

アカスポアスリート Tチーム監督 稲内 基

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