2018年11月3日(土)
スポーツデポ杯開会式・1回戦 vs高槻マヨネーズ
今年から初出場となるスポーツデポ杯が開幕しました。
天下一品杯を経験している余裕からか特に緊張している様子もなく、リラックスしていました。
開会式が終わり、アカスポの試合は第2試合。
開会式終了の11時頃〜試合開始予定の13時までの時間の過ごし方が大切だと感じていました。
対戦相手の高槻マヨネーズさんや他のチームは開会式終了後すぐにアップを始めていましたが、それでは集中力がもたないと考え、少し早い昼食タイムを取り、その後ルーティーンであるチーム道具の掃除をおこない、あくまでマイペースを貫きました。
その後、いつも通りのウォーミングアップ、キャッチボール、投手陣は投げ込み。
良い準備ができ、試合に挑めました。
会場によってはこの様なアップはできない所もありますが、緊張する初戦にいつも通りできたのは選手達のメンタル的にも大きかったと思います。
さて試合です。
相手は高槻マヨネーズさん。
先攻のアカスポは初回2番バッターが出塁しすかさず盗塁でチャンスを作り3番バッターが完璧にとらえましたが、あらかじめセカンドベース寄りに守っていたショートライナーでダブルプレー…
先発はこの大会で初めて背番号「1」を渡した5年生左腕。
緊張からか先頭に四球を与え、ピンチを招き一死二、三塁。
相手の四番バッターが完璧にとらえた当たりはサードライナーでダブルプレー。
初回の攻撃が嫌な流れでしたが、守りで流れを渡さなかったのは大きかったです。
2回以降の攻撃では長打も飛び出し相手のミスにもつけこみ毎回効果的に得点を重ね、8得点‼︎
ヒットを打たれたり、守備もエラーもありましたが、他の選手がカバーし何とか2失点で守りきり8-2で勝つ事ができました。
ピンチの場面でリリーフ登板したキャプテンのピッチングも素晴らしかったです。
2番バッターの状況を見てのセフティーバントを含む全打席出塁。
3番は長打を放ちチームに貢献してくれました。
4番のホームランを含む長打二本。
5番ライトに抜擢した5年生は、粘り強いバッティング、守備では積極的にライトゴロを狙いアウトを取りました。
先発投手の5年生左腕は初戦の緊張する中、大役をつとめ、攻撃ではノーサインでも自分で考えセフティーバントをしたりと頑張りました。
9番の4年生は試合中盤で、大事な先頭バッターでTチームに来て公式戦初安打で出塁しチームに勢いをつけました。守備でも難しいあたりをしっかりと守りました。
途中出場でライトに入った5年生もしっかりと集中し仕事を全うしました。
サードランナーコーチに入った5年生も必死に声をかけてくれました。
その他の控えメンバーも各役割をしっかりと全うしてくれました。
Bチームから招集できた2人も試合に出る事はなかったですが、普段からしている行動をしてくれ貢献してくれました。
夏の天一杯敗退後、チームの課題としてあげて選手達と取り組んできた
「チーム全員で」
というテーマをしっかりとこの試合に出してくれた事が、このチームの公式戦初勝利に繋がったと思います。
終わった後の選手達は、今までにないくらい良い顔をしていました。
試合終了後に私自身も数人の保護者の方と握手をした時はこみ上げてくるものがありました。
Tチームに関わる全ての人はもちろん、アカスポに関わる全ての人が待ち望んでいた初勝利。
少年野球で勝ちだけにこだわることはなく、プロセス、選手達の主体性を大切にしやってきましたが、その中でも、やはり結果を出せた事を嬉しく思います。
以前のブログにも書いた「思いは結果で」ということをまず1つ達成できました。
それは普段からアカスポの指導方針に理解をしてくださる保護者の皆さんがいてくださる事だと思います。
そして何よりも、誰よりも試合に勝てない悔しさを味わい。悩み。
「勝つ」ということに真剣に一生懸命取り組んできた選手達がいてくれたからです。
私は、今までプレイヤーとして野球をしてきました。そして、たくさん試合に負けるということを経験し悔しい思いをしてきました。しかし、監督を任せていただくことになり、試合に勝てないということは、選手時代よりも何倍も悔しいと味わいました。
また勝つということの難しさを経験しました。
試合をして勝つということは、難しく大変だけど、勝てばこれだけ嬉しい。
野球は楽しい。
ということをこのチームの選手達、保護者の皆様とともに、経験できたことは私の財産になりました。
ただ、これで大会は終わりではありません。
まだまだ、このチームは成長できます。
今回の試合では勝つ事ができましたが、
内外野の中継プレーや走塁面、守備でもミスがありました。
投手陣も先頭バッターに対しての四球など、まだまだ修正しないといけません。
2回戦は更に相手チームのレベルが上がります。
少しでも相手に隙を見せると厳しい試合になるでしょう。
試合後の選手達のミーティングでも反省点が多く出ていました。
「勝って兜の緒を締めよ」
という言葉があるように
しっかりと反省点を今週の練習から選手達とともに振り返り、修正して次の戦いに挑めるようにしっかりと準備したいと思います。
2回戦も勝ってまた、みんなで笑えるように…
保護者の皆様。引き続き温かい応援宜しくお願いします。
アカスポ Tチーム 監督 稲内 基