【ここから、また】

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1月20日、アカスポ少年野球新人大会が行われた。
結果から書くとアカスポA(U12)は優勝した。
しかし、大会後に選手たちにも話したがこの優勝は、あくまで「始まり」であって「ゴール」ではない。そう考えている。
1回戦 VS TKドラゴンズ
7-4(勝利)
決勝戦 VS 京都ルーキーズ
12-5(勝利)
今回の大会、正捕手候補の選手に代打の切り札として期待していた選手がインフルエンザで欠席。その中での優勝は価値がある。本当に選手たちの頑張りは素晴らしい。
何度もこのブログを通して発信しているが、私は勝利からの学びを大切にしたい。
今回の大会で優勝を確信した瞬間がある。
それは1番バッターに起用した背番号「21」の思考力を垣間見た瞬間である。
2試合を通して1番ショートで起用した。この選手は、他チームから移籍して来て新チームから御所スクールより昇格してきた。野球の技術はあるものの、心というか野球への取り組む姿勢に少しばかり気になる点があった。
それは、出塁する際や凡打の際にバットを放り投げる癖があった。
こちらから大きな声で注意すれば、すぐに治るであろう。しかしそれではサーカスの熊と変わらない。我々は野球を通して人間形成をしている。だから、言わずに我慢した。しかし、彼は気づけなかった。それは指導者の責任である。
決勝戦。四球で出塁する際、「そんな野球を教えていないよ」とだけ伝えた。結果、得点し彼がベンチへ帰ってきた際に「そのバットは、保護者の方が君のために、自分の事を我慢して買ってくれた大切な道具じゃないの?」と尋ねた。彼はまっすぐ私を見て頷いた。
もうこれ以上の言葉は要らない。
次の打席、また四球で出塁した。彼はそっとバットを置いて全力で1塁へ走っていった。この光景を目の当たりにした私は優勝を確信するとともに、ここから、また成長できると感じた。
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背番号「1」、満身創痍の中キャッチャーとして2試合頑張りました。優秀選手賞おめでとう。
背番号「2」、君の打撃はチームを一つにします。ありがとう。最優秀選手賞おめでとう。
背番号「3」、堅実な守備素晴らしい。ここから、エース争いも頑張ろう。
背番号「4」、その気迫溢れるプレーはチームに勢いを与えました。ありがとう。
背番号「5」、4番打者としてよく振れています。まだまだ成長していこう。
背番号「6」、チーム事情でブルペン捕手に試合後半の守備固めよくやってくれました。まだまだスタメンは諦めず、
段の練習からチャレンジを忘れずに。君の受信する能力があるなら、少しずつ発信も出来る。
背番号「7」、外野守備の安定感はピカイチ。これからも一緒に成長しよう。
背番号「8」、1球で仕留める打撃に注力しよう。期待しています。
背番号「9」、1回戦でのあのリリーフしびれました。捕手としても期待しているよ。
背番号「10」、初めてのキャプテンナンバーご苦労さん。ナイスピッチング。背中で引っ張るのではなく背中を押せるキャプテンになっていこう。頼むぞ。
背番号「11」、練習で見せるパワフルな打撃。試合で使いたい選手になってきました。
背番号「13」、決勝戦ナイスピッチング。まだまだ伸びしろがある。一緒に成長していこう。
背番号「14」、君のストレートは武器になっている。外野守備も頑張ってスタメンに割り込もう。
背番号「15」、影のMVP。雨の中ボールボーイありがとう。次こそ投げるぞ。
背番号「16」、まさに火消し屋として決勝戦はナイスリリーフでした。ありがとう。
背番号「18」、1回戦で途中出場。まだまだこれからも頑張ろう。
背番号「19」、見事なレフトの守備でした。ホープ賞おめでとう。
背番号「20」、決勝戦の代走からの2盗塁はお見事。
背番号「21」、先記の通り。これからも頼むぞ。
背番号「22」、まだまだ慣れない事は多いだろう。しかし君らしく「真っ直ぐ」頼むぞ。
またまた書いてしまいました。
最後になりますが、TKドラゴンズ・京都ルーキーズの皆様ありがとうございました。また、天候が悪い中暖かい声援を送ってくださる保護者の皆様、いつもありがとうございます。今後とも精進いたしますので宜しくお願いいたします。
アカスポ・アスリートA(U12)
具志堅 倫護
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