【シンキングベースボール】

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2018年10月20日(土) 宇治川グランド

練習試合 vs羽束師ラビット

初出場のスポーツデポ杯開会式が近づく中、普段使用させて頂いている朱雀グランドではなく、宇治川グランドまでの遠征。京都の中でも強豪チームの一つである羽束師ラビットさんと練習試合を行いました。

普段と違う環境。試合開始までの短時間でのアップ。全員ができるスペースがない中でのキャッチボールなど、本番を見据えた中で試合に入ることができたのは、まず良かった事だと思います。

さて試合は先攻をとり、初回1番バッターが倒れた後、2番バッターが粘り四球を選び、すかさず盗塁。

3番がライト前ヒットで一、三塁。4番が四球を選び満塁のチャンス。

ここで平日練習からバットが振れていた事から、5番に抜擢した普段は投手の5年生。

しっかりと振りぬいて、レフト前ヒット(相手レフトがミスでランニングホームラン)で4点を先制。

理想的な攻撃で主導権を握ることができました。しかし、守備でミスがでて粘りきれずに少しずつ点を返され初回以降、淡白な攻撃が目立ち追加点を奪うことができず、逆転を許し最終回の攻撃で粘りを見せるものの6-8で敗戦。

今回の試合では攻撃サインをあえて《考えなさい、任せるよ》のサインを使いました。

ここ1、2ヶ月の間、練習時の実践練習ではこちらからサインを多めに積極的に出していました。

「この場面ではこんなプレーがあるよ」

ということを分かってもらいたく取り組んできました。

試合中にこの場面では、このサインがあるかもと準備ができた状態で打席に入るのとそうでないのとでは結果も変わります。

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中学、高校と野球を続けるにつれて、高度な攻撃のサインや守備のサインプレーは増えてきます。Tチームでは試合に勝つ為という意味も少なからずありますが、将来、野球選手として必要な知識や考え方を伝えてきました。

また、サインプレーに関しても選手が主体性を持ってやる事は大事ですが、最低限の知識がないとその可能性は広がっていかないと思います。

守備のサインプレーは捕手を中心にチャレンジできるようになりました。今回の試合でもアウトこそとれませんでしたがミスなくできました。

攻撃面でも実際に今回の試合では、数人の選手が自分達で判断して盗塁を試みたり、バントをしたりと成長を感じました。

頭で分かっていても実際に行動に移すことは難しく、勇気がいる事だと思います。

公式戦では、監督が責任を持ちサインを出しますが頼もしい選手がここにきて増えてきたのは嬉しく思います。

今まで伝えてきた最低限の事から発展したプレーを今度は選手達で主体性を持ち考えていける。そのような選手をどんどん育成していきます。

色々な教え方、伝え方があると思いますが答えを与えるのではなく、ヒントを出し選手が答えを自ら出せるような環境を今後も作っていきたいです。

さて、デポ杯の初戦の相手が高槻マヨネーズさんに決まりました。情報を集めている段階ですが簡単に勝たせてもらえるような相手ではないでしょう。

しっかりと守れないと試合に勝てません。ポジション変更を含め、ベストな布陣で挑めるように最後まで模索していきます。

まだ試合日程は出ていませんが、いよいよ来週が開会式です。日程次第では今週が大会前、最後の練習になります。

チーム「全員」で勝てるように良い準備をしたいと思います。

最後になりましたが試合をして頂きました羽束師ラビットさんありがとうございました。また、遠征という中で送迎、熱い応援をして頂きました保護者の皆様いつも本当にありがとうございます。

「全員」で勝ちたいと思います。

本番でもあたたかい応援よろしくお願いします。

アカスポアスリート Tチーム監督 稲内 基

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