最近読んだ本の内容に少し触れたいと思います。
2013年WBC開幕前の合宿で、守備走塁コーチを務めた高代延博さんが実際に経験したお話です。
「トッププレーヤーとは、求道者である。求道者だからこそ、トッププレーヤーにまで登りつめたのである。彼らは貪欲に守備の疑問をぶつけてきた。ソフトバンクの松田宣浩、本多雄一、巨人の坂本勇人がそうだった。メジャーを経験した楽天のベテラン・松井稼頭央は、わざわざ自分の守備をDVD映像に収め、一緒にチェックして欲しいと意見を求めてきた。常に一歩前へ一歩前へのレベルアップを目指し、現状に満足することがない。」
この話を読んで、やっぱり野球が上手い人ほど、野球のことが大好きなんだなと感じました。今、指導している選手達の目もキラキラに輝いています。絶対にその目を忘れないでください。
“好きこそ物の上手なれ”です。
野球から4年近く離れ、再び勉強し直している私ですが、学べば学ぼうとするほど野球は奥深いものだと感じ、楽しくなっています。(※もちろん野球以外でも学ぶことは楽しいけど!!)
おそらく私の目の輝きも、あの頃に戻ってきているかと・・・
さて、今週コーチ達が指導した内容は覚えていますか?
今週だけでなく、毎回の練習ごとで少しずつ伝えているはずです。
「あ~、選手の時に今くらい知識があれば、もっと選手として結果を残せただろうな~」と、コーチを始めてから時々思います。
少なくとも、現在指導している子供達に、そういう後悔はして欲しくはありません。本日も選手達が、少しでも多く野球の楽しさに触れ、上達するヒントをつかめていたなら幸いです。
「現状維持は衰退と同じ!」
さぁ、来週も一緒に成長しましょう。
アカスポアスリート コーチ 渡部幹大