~天下一品杯を終えて~

図2図3

<稲内監督より>

2017年8月27日(日)横大路グランド 天下一品杯 3回戦 VS桂友クラブ

桂友クラブさんは1回戦、2回戦と強豪チームに勝ってきたチームです。

先攻となったアカスポは初回、5年生1番バッターが初球を叩きレフト前ヒット。この一番バッターの子は先週の個別レッスンからスピードボールに打ち負けないように練習していました。

また、前回の試合での1打席目は準備が遅れ万全の状態で打席に立てなかった反省を活かし1打席目から結果を出してくれました。

普段の練習はもちろんですが個別レッスンで指導した子がこの様な大舞台で結果を出してくれる事、これほど嬉しい事はありません。もちろん一番は家でも練習していた本人の努力の成果です。これに満足せずに更に成長していって貰いたいと思います。

さて試合ですが、その後盗塁、二番バッターが進塁打を打ち。一死三塁になり3番はサードゴロで二死三塁。続く4番が何とかくらいつきセンター前ヒットで1点先制。

初回から良い流れで試合に入れたと思ったのも束の間…裏の相手の攻撃。先頭バッターに四球を与えるとそこから盗塁などで攻められて失点…初回の守備こそ3点に抑えたが、2回からヒット、四球、エラー、などミスが相次ぎ、大量失点。

アウトがなかなか取れない。普段できている普通のプレーができない。攻撃も調子が尻上がりに上がってきた相手投手のスピードボールに手も足もでず…

結果は1-20の完敗…

桂友クラブさんは選手1人1人の技術も高く、打席でも自信を持って振ってくる。いくら点数を取っても常に次の塁を狙う姿勢を持っている。

守備面でも特に外野手がバッターによってポジショニングを変えていたりと本当にすべての面で完全に力負けでした…ただその中でも20失点はいただけない結果です。

監督としてもう少し流れを止める選手起用ができたんじゃないか。もう少し違う声かけをしたら良かったのではないかと。私自身、普段の練習からもう少し厳しさを持たないといけないと痛感しました。今後、この反省を必ず活かします。

そんな中でも、選手達は本当に最後まで頑張ってくれたと思います。今回の試合で1つのアウトをとることの大変さを改めて感じてくれたと思います。

打席にどっしり構えてしっかり振ることの大切も。積極的な走塁も。ポジションニングの大切さも。

試合後のミーティングでは普段できるプレーができなかった要因を1人1人考えてみなさい。と話しました。

こちらから答えを教えてあげてもその場では理解しても身にはつきません。アカスポアスリートでは、選手1人1人の主体性を大切にやってきました。

これからもこれは変えるつもりはありません。まずは自分で考える事で必ず成長できます。

全体ミーティングが終わった後にキャプテン、副キャプテンにアカスポ訓を言うだけになってないか?チーム全員が実践できているか?という話をしました。

アカスポの野球スクールは、各スクールを合わせると総勢200人を越えます。

その代表でもあるアスリートクラスの選手からもう一度、アカスポ訓の実践から再スタートしようと話しました。

今回、初出場させて頂いた天下一品杯で嬉しい初勝利をあげる事もできましたが、とても悔しい経験もしました。

このような大きな大会で勝つ事の喜びと負ける事の悔しさを経験した選手達は両方の気持ちを忘れることなく、プレーしていって貰いたいと思います。

涙している選手達を見てまだまだ、このチームは強くなれる。強くしないといけないと感じました。

最後に保護者の皆様、応援にかけつけてくれた低学年の選手達。本当に暑い中、素晴らしい応援をありがとうございました。

6年生にとっては最後の大会となる、冬のきぬかけ杯で期待に答えらるように優勝を目指して子供達と再スタートしたいと思います。

本当にありがとうございました。

アカスポアスリートクラス監督 稲内 基

図4

<岡崎コーチより>

アスリートクラスの選手の皆さん、天下一品杯お疲れ様でした。保護者の皆さま、他クラスの子どもたち、炎天下の中、ご声援ありがとうございました。

アカスポは初回に先制したのにも関わらず、なかなか守備でリズムを作れず、終わってみれば1-20の大敗でした。

私は、この大敗は選手たちにとっても、アカスポにとっても意味ある一敗であったと感じています。もちろん、私自身も勝利を目指して選手たちのサポートに努めてきましたが、チームが大きく成長するためにはこういった「自分たちの野球ができずに負ける試合」というのも経験しなければならないと思っています。

持っている力を出し切れなかった理由とひとつのアウトがなかなか取れなかった理由を、試合に出ていたメンバーもベンチにいたメンバーももう一度振り返ってみてほしいなと思います。

悔しい気持ちは必ず野球の原動力となります。アカスポアスリートという自覚を胸に、次のステップにむけてまた頑張っていきましょう。

アカスポジュニア・リトルヘッドコーチ 岡崎智郎図1

<具志堅 B監督より>
アカスポにとって、初めての大きな大会である天下一品杯が終わった。初勝利に大敗。色々な経験が出来た。

2試合とも審判員に出ていた為、私は直接試合を観ていません。ですが、大会を通して感じたことを書きます。

自らが「雰囲気」を作れていたのか?

ということです。大会ともなれば、普段の練習場所とは違うグランドで時間を急かされながらプレーをすることになります。そんな中でも、普段通りのプレーをするために自らが雰囲気を作れていたのか考えて欲しいです。誰かがやるから待つ。ではなく、自分からやるくらいの気持ちでいてほしいです。

大会を終えて、失敗や悔しさも残っているでしょうが、それは挑戦すればこそ感じるものです。

挑戦すれば結果が出ます。
失敗や成功があります。
挑戦しなければ失敗も成功もありません。
つまり、挑戦しなければ成功はありません。

挑戦し続ける為に選手を全力で支えます。これからも一緒に、頑張りましょう。僕も精進します。

アカスポアスリート Bチーム監督 具志堅倫護

図5