【どんな状況でも】

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8月25日 育成試合 VSアカスポTチーム
7-11(負け)

天下一品杯は開幕しましたが、Bチームの初戦の日程は未定のまま。
試合間隔が大きくなるのを避けたい為、Tチームと試合を行った。

レギュラー選手が一人休み。
試合中に、キャプテンが体調不良。
怪我人が出てしまった。
など、負けの言い訳をしようと思ったら幾らでもある。

しかし、敗戦の言い訳をする暇が我々にあるのだろうか。

答えは「無い」の一つだけ。

レギュラー選手が出場できなくても、どんな状況でもチームとして「天下一品杯優勝」という目標を下方修正してはいけない。どんな状況でも「勝つ」ために、選手たちはプレーしていて欲しい。それが出来る選手たちをメンバーに入れているはずだ。出来ないわけがない。

では、現状として出来ていないのだろうか?

私が考える答えは「野球が好きだけど、野球の流れの大切さを理解していない」である。この責任は全て監督である私にある。昨年の9月に新設された、アカスポ・アスリートBチームでは「野球が好きになる」指導を心掛けてきた。その結果、野球が好きな選手は確実に増えている。そこで、私は勘違いをしてしまったのだと思う。

「好き=勝ちたい」になるのだと思い、選手たちに「勝ち方」を指導しようとしてしまっていた。そこが間違い。本当の選手たちは、「好き=もっと野球が上手くなりたい」なのだと感じる。

具体的に、「野球が上手くなる」とは何か。それは、まず技術力。どんな状況でも自分の思うプレーが出来る。野球の試合の流れを読み取り行動が出来る。ということが次のステップなのかもしれない。

野球は「流れ」のスポーツ。
この流れを小学生に読み取れと任せきりになるのは、指導者の怠慢である。実際に、これまでは選手に任せていた。しかし、分からないことは教えていくしかない。

どんな状況でも、選手ファーストで「流れ」を理解し行動する。指導者からやろうと思う。
これまでの敗戦は「流れ」を分かっていながら、「流れ」を伝えなかった監督の責任。選手たちは確実にステップアップしている。

今こそ、監督である私もステップアップするとき。
選手ファーストで、選手たちと共にチームを強くしていきます。

どんな状況でも。

アカスポ・アスリートB監督 具志堅倫護

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