『成功する鳥は群をなして飛ぶ』

DSC_8066

2018年8月12日(日)

天下一品杯  vs 大井カープス

夏の天下一品杯が11日に開幕し我々アカスポは翌日に初戦を迎えました。

相手は大井カープスさん。亀岡の歴史のあるチームです。

先発に指名したのは5年生左腕。

彼はすごい球を投げる訳ではありませんが、夏の個別レッスンでコントロールと緩急を練習し、 成果を出してきた選手です。

また、ここまで5年生投手3人の中であまり登板機会がなく悔しい思いをしてきたと思います。

そんな中、期待に答えてくれました。初回に1失点しましたが、2回打者一巡をしっかりと抑え、 試合を作りました。

6年生最後の天下一品杯というプレッシャーや公式戦初登板そんな中で素晴らしい投球をしてくれました。

この経験を今後に活かして欲しいと思います。

攻撃陣も5年生五番バッターのタイムリー。キャプテンのホームラン。

と良い所もありましたが、走塁ミスがあり攻めきれず2得点のみ。

守備でも6年生レフトが超ファインプレーを連発しチームを盛り上げましたが、途中から登板したエースがコントロールに苦しみ、失点を重ねてしまいました。

ここまでチームをプレーで引っ張ってくれた彼を誰も責めることはできません。

結果は2-5で敗戦…

春の天下一品杯の大敗から何とかリベンジする為に、今回の天下一品杯を目標にチームを作りなおす所から努めてきました。

選手個々で見れば確実に成長はしています。

スタメンで出れていなかったキャプテンは、リーダーの自覚が出てプレー面でも1番サードとしてどっしりとプレーできるようになりました。

副キャプテンの捕手も、春は全く刺せなかった二盗も今回は刺しました。

エースも投手としての自覚と責任が出てきました。

ショートを守った6年生も今大会試合に出る為にBチームから昇格した4年生との争いにしっかりと向き合いレギュラーを勝ち取りました。

その他にも5年生も含めて必死に勝ちにこだわりプレーしてくれた選手もいます。

DSC_8063

ただ当たり前ですが彼らだけの力だけでは勝てないのが野球です。

最後の攻撃前、円陣で「最後、全員で点取りにいくぞ」

と指示を出し、プレーが始まっているのにグランドに背を向けお茶を飲んでいる控えメンバー6年生、5年生が数人…

その数人は試合が終わってからのダウンをしている時にも悔しさを感じさせず、ヘラヘラと…

それを見た時に試合に負けた以上の悔しさを感じました。

以前のブログにも記述しましたが、練習試合が二試合あれば二試合目の控えメンバー中心の試合はいつもどうしても崩れてしまう。

という問題があります。

チームというものは下からの突き上げがないと強くなりません。

下からの突き上げがないと試合に出れている9人も成長しません。

控え選手に対しておしりを叩いてきましたが、その様な選手が数人出てきた事に対して本当に残念です。

チーム状態からランナーコーチなど細かい指導が足りていなかったのは、監督である私の反省です。

しかし、こちらからいくら投げかけても返ってこない選手が現状います。

Tチームにいるだけで満足している選手。

試合に出たいという気持ちがない選手。

学年の問題やチーム事情でメンバー入りしている選手もいます。

選手の中からもその様な選手に対して選手の中からも不安の声が出てきている現状…

厳しいとは思いますが、これからTチームはしっかりとした戦力になる18-20人を選出していきます。

戦力とは、ヒットを打てたり、良いピッチングをできるだけではなく、ランナーコーチやバット引き、ボールボーイ。全てにおいてしっかりとできるチームを作りたいと思います。

全員で負けて悔しいと勝ちたいと真剣に涙している選手もいます。

その選手の為にも今後はその様な選手を許す訳にはいきません。

私自身も少し指導方針を考えようと思います。

「自分達で考えてやる」という方針は変えるつもりはありませんが、昨年のチームの様に自分達で考える力が弱い今のチームに対して、もう少し監督、コーチからの言葉かけ、行動力が必要なのかなと感じました。

保護者の皆様、OB、Bチームの選手達、熱い応援本当にありがとうございました。6年生にとっては最後の天一杯は残念な結果になりました。

このまま公式戦0勝で終わるつもりはありません。

『成功する鳥は群をなして飛ぶ』

という言葉があります。

どんな事でも1人では成功できません。何とか「全員」で勝てるように頑張ります。

最後までご声援よろしくお願いします。

アカスポアスリート Tチーム監督 稲内 基

DSC_8060