【人として】

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5月20日(日)は初の試みである、京都御所富小路運動広場にて行われた、アカスポ少年野球育成大会に出場しました。

参加チームは、アカスポBチーム・Cチーム・TKドラゴンズ・京都ルーキーズの4チーム。
各チーム2試合を行い、2試合を通しての総得点・総失点の得失点差にて優勝を決定するという、これまでの日本の少年野球には無かったような大会でした。

他にも、試合後には各チーム同士での「チームトークタイム」があったり、選手の交代自由(復活出場あり)制度ありと有意義な時間が過ごせました。

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では、結果を振り返りましょう。

第1試合 VS 京都ルーキーズ
8ー6<勝ち>

第2試合 VS TKドラゴンズ
13ー12<勝ち>

2試合2勝という成績でしたが、得失点差は+3と少なく、僅差で2位となりました。ですが、全員出場したなかで負けることがなかったので良かったです。

特に、2試合目は逆転勝利となりました。これまでは、大量得点で勝つパターンでしたがリードされている場面を引っくり返せる経験は今後に活きてくるでしょう。

では、試合の振り返りをしていきます。書きたい内容が多いのですが、全て書くと膨大な量になるので…

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まず、今大会の勝利の立役者は背番号2の5年生です。天下一品杯の敗戦ではキャッチングミスで決勝点を許し、敗戦となりました。そこから彼のキャッチングに色々と注文を付けて実戦も行っていました。これまでの実戦練習で、ほとんどエースと組ませず色々な投手の球を受けてきました。今大会では、受けた投手の球を必死で止めてくれました。彼の頑張りが勝利に貢献したことは間違えありません。

他には、ホームランを打ったキャプテン・好投を見せたエース・11番・9番・両20番と対外試合デビューの19番、そして数多くの守備機会で好守を見せた14番と16番。多くの選手がこれまでの練習の成果を多く見せてくれました。本当に嬉しく思います。

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ですが、2勝の中にも課題が見つかりました。

それは「外野手の守備力」です。大会を通して、内野手の守備の能力が上がった事は確認できました。それは、新チームになり捕球→送球の一連の動作を考えて導入したメニューや、ゴロの捕球メニューといった根拠のある練習の成果だと考えます。しかし、外野手にそれはなかったように思います。今大会の外野手のミスは、私のミスです。失敗から学び、根拠ある練習を思考し試行して成長に繋げていきます。

今大会を通して、選手の主体性を感じました。投手陣は試合の展開を見ながら投球練習をしたり、野手同士がフィールド内でコミュニケーションを取ったりしていました。コミュニケーションをとれてきているからこそ、次のステップに進んでいきたいと考えます。

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次のステップは、「他者への思いやり」です。自分以外の立場に立って物事を捉え、より良い選択が出来るよう寄り添っていく。ここになってくるかと思います。

まずは、チームメイトへの思いやりの心を育んでいきたいと思います。思いやりを持った人間が増えて野球をすることで、多くの人に応援されると考えています。アカスポでは、上手い野球選手の育成はしません。人として、人間として、スポーツマンとして、野球人としてを大切に指導します。人から応援される人間が勝利する。そう信じて選手たちと共に、我々もチームも成長していきます。

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新チーム負けなしは継続中ですが、甘えることなく成長していきますので今後とも応援よろしくお願いします。

今回は、TKドラゴンズ・京都ルーキーズの選手たち、関係者さまありがとうございました。最後に、いつも応援してくださる保護者の皆様ありがとうございます。選手たちは成長しています。この選手たちが今の「野球が好き」という想いで、競技を続けられる心を育んでいきますので今後とも応援宜しくお願い致します。

アカスポ・アスリートB監督・具志堅 倫護

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